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汗馬
「汗馬〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
汗馬の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「偸盗」より 著者:芥川竜之介
くなった顔に、片目を火のごとくかがやかせながら、再び、もと来たほうへまっしぐらに
汗馬《かんば》を跳《おど》らせていたのである。
「次郎。」
近づくままに、彼は....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
。足利尊氏が命|辛々《からがら》逃げたあともここを去ること遠くはない。英雄豪傑の
汗馬《かんば》のあとを、撫子《なでしこ》の咲く河原にながめて見ると、人は去り、山....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
有り、是れ誰が恩 弛担《したん》の旗亭、酔午|喧《かまびす》し 識《し》らず血戈
汗馬《けつくわかんば》の処 竹輿《ちくよ》、夢を舁《にの》うて関原《くわんげん》....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
かけるが、源三郎はにこにこして、ピタリ、門前に馬をとめたままです。つづく一同も、
汗馬を鎮めて無言。
「おおい、お馬のおさむれえさん! おめえのおかげで、おらア、....
「三国志」より 著者:吉川英治
ました。すると。――劉郎浦頭蘆荻答エン、博浪激波シバシ追ウモ漂イ晦ムナカレ、破車
汗馬ココニ業ヲ終エテ一舟ニ会セン……そんな文があらわれました。察するところ軍師孔....