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江島
「江島〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
江島の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「老ハイデルベルヒ」より 著者:太宰治
って居るのが御自慢の老爺の飲み屋でありました。そこへ行ったら佐吉さんと、もう一人
江島という青年が、にこりともせず大不機嫌で酒を飲んで居ました。
江島さんとはその前....
「業平文治漂流奇談」より 著者:三遊亭円朝
かと聞くのだ、此方《こなた》は本所の旦那で浪島文治郎と云うお方だ」 長「なに、
江島《えじま》の天神さまがどうしたと」 森「分らねえ爺《と》っさんだ、旦那が声....
「あの顔」より 著者:林不忘
った。ふり仰いで迎えた眼に、やわらかい媚びがあった。 「どうなさいました。」 「
江島屋の納品が片づかねえので、やきもきさせられる。」 「まあ、一服なすってからの....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
った友人言ったは、今もかの辺には角また耳ある蛇存すというと。『新編鎌倉志』には、
江島の神宝蛇角二本長一寸余り、慶長九年|閏《うるう》八月十九日、羽州《うしゅう》....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
そうするまでもなく、どうかすると、あちらから堪えきれずして堤を破って動いて来る。
江島《えじま》生島《いくしま》の事になったり、延命院の騒ぎが持上ったり、或いは長....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
。
ずっと近代になって、延命院の美僧のために犯されたという女性たち。
大奥の
江島は、実は月光院の犠牲であるという意味でお銀様は、流された
江島よりは、本尊の月....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
》い「め」と書いては焼火箸《やけひばし》をつきさしていたという、怪談ばなしの本家
江島屋の、後家になった娘のすんでいた格子戸づくり、それからどこかの荷蔵があって、....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
には出演しない葺屋町の吉住一門に歌舞伎の舞台に出てもらい、小三郎氏の作曲になる「
江島生島」を初演したのもその会であった。もとより、井上八千代流の京舞をも出した。....
「寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
った。 三十二年十二月の歌舞伎座で「鏡ヶ池|操松影」を上演した。これも円朝物の
江島屋騒動である。主なる役割は
江島屋治右衛門(蟹十郎)同治兵衛(家橘)番頭金兵衛....
「朱絃舎浜子」より 著者:長谷川時雨
ばい》の濫觴《らんしょう》で(中村座、市村座、山村座。そのうち山村座は、奥女中|
江島《えしま》と、俳優|生島新五郎《いくしましんごろう》のことで取りつぶされた)....
「金狼」より 著者:久生十蘭
世間を孜々としてこの婦人から学びとった。葵は十八歳の秋に家をすてた。五島列島の福
江島へゆき、そこの、加特力《カトリック》信者の漁師の家に隠れた。(これは家庭教師....
「若き日の思い出」より 著者:牧野富太郎
たことがあった。 今からだいぶ前のことであるが肥前の五島列島中の最西端にある福
江島《ふくえじま》へ単身で行ったことがある。それはその島の西端荒川村の玉ノ浦にヘ....
「円朝花火」より 著者:正岡容
》」「安中草三」「塩原多助」「美人の生埋」「粟田口」「乳房榎《ちぶさえのき》」「
江島屋」「英国孝子伝」と相次ぐ名作が、落合芳幾、水野年方らの艶麗な挿絵に飾られて....
「我が円朝研究」より 著者:正岡容
三遊亭圓朝初期の作品たる「怪談牡丹燈籠《かいだんぼたんどうろう》」「鏡ヶ池操松影《かがみがいけみさおのまつかげ》(
江島屋騒動)」「真景累ヶ淵《しんけいかさねがふち》」並びに代表作「怪談乳房榎《か....