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「江崎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

江崎の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
んなの前におすしを配っている、縮れ毛で少し猫背の見なれぬ女の人が居りました。私は江崎まき子さんと床の間の前に坐ってべちゃくちゃお喋りをしておりましたが、ちょうど....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
野富太郎博士の日本産植物の分類――本年度朝日賞受領者の一人――も亦有名だ。九大の江崎悌三博士の『九州地方特にその離島の昆虫相の調査』には数年来、帝国学士院の補助....
田沢稲船」より 著者:長谷川時雨
山へ寄って、昔の十二軒の名で、たった二軒しか残っていなかった。 観音堂裏には、江崎写真館の前側に、二、三軒あった。あとは池の廻りや花屋敷の近所に、堅気《かたぎ....
日記」より 著者:宮本百合子
を否定しない、し得ない――必要でも――のを知りやはり月末に出してやることにする。江崎先生よりおさとさんのことにつき来すぐ廻してやる。自分のように小さい範囲でもや....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
のや丸いのや、それが幾つも下った下を通って裏の階段の方へ廻りましたら、「これから江崎へ行くのだ」とおっしゃいます。 「江崎へ?」 私が目を見張りますと、「そう....
葛飾砂子」より 著者:泉鏡花
らいな処を商う店がある、真中が抜裏の路地になって合角に格子戸|造の仕舞家が一軒。江崎とみ、と女名前、何でも持って来いという意気|造だけれども、この門札は、さる類....
墓が呼んでいる」より 著者:橘外男
時であった。続いて真っ赤なものがまたどっと! 喀血であった。大喀血であった。 「江崎さん、早くその注射器を! 大丈夫、大丈夫! スグ納まる……貴方は氷を砕いて来....