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「江戸名所図会〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

江戸名所図会の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
」より 著者:夏目漱石
通す土蔵の戸前《とまえ》の湿《しめ》っぽい石の上に腰を掛けて、古くから家にあった江戸名所図会《えどめいしょずえ》と、江戸砂子《えどすなご》という本を物珍しそうに....
三四郎」より 著者:夏目漱石
だ。君、九段の燈明台を知っているだろう」とまた燈明台が出た。「あれは古いもので、江戸名所図会《えどめいしょずえ》に出ている」 「先生冗談言っちゃいけません。なん....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
ういうわけで、今日そこに明神の社はありませんが、江戸時代には立派な社殿があって、江戸名所図会にもその図が出ています。ところが、その明神の山に一種の伝説があって、....
不尽の高根」より 著者:小島烏水
たものが富士山であったことは、喜多川歌麿の「霜月|見世開之図」や、長谷川雪旦の『江戸名所図会』一の巻、その他同様の構図の無数の錦絵におもかげを残している。殊に北....
自由画稿」より 著者:寺田寅彦
って行く途中の左側に二軒、辻《つじ》を隔てて相対している黒焼き屋であった。これは江戸名所図会にも載っている、あれの直接の後裔《こうえい》であるかどうかは知らない....
随筆 私本太平記」より 著者:吉川英治
―蓮華寺を訪うためにである。――北条仲時以下、一族数百人が自刃したそこの遺跡は、江戸名所図会では街道すじのすぐそばの美しい山門として描かれているが、今ではまった....
日本橋附近」より 著者:田山花袋
たはれ女の ひと目はゞかる足どりに きしきし嘆く橋の板。 それを、その橋をあの江戸名所図会にある橋と比べ、また明治の初年食物店や興行物でその袂が埋められた頃の....