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江戸唄
「江戸唄〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
江戸唄の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「赤格子九郎右衛門の娘」より 著者:国枝史郎
夜か」と指を折る。 その時庭の離れ座敷から三味線の音が聞こえてきた。唄うは何?
江戸唄らしい。 ※ほんに思えば昨日今日 ………… それはお菊の声であった。 「....
「声と性格」より 著者:宮城道雄
うに思う。今の長唄、清元、常磐津その他、元は関西から来て長く江戸に流行って、俗に
江戸唄と称せられるものの中に、その道の大家の唄われるのを聞くと、月とか花とか風と....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
になり、酔がたけなわとなるに及んでは、周馬がいかがわしい三味線に合せて、怪しげな
江戸唄の声自慢までやりだした。 これで、酔中の妥協もついた。だいぶ酔ったらしい....
「無宿人国記」より 著者:吉川英治
は、この堀の涙橋に」と、同心は、兵部の人物と、軽い誘いに、つり込まれて、 「――
江戸唄の師匠をしておる、里次という女があります。今申した浪人者はそれと、だいぶ深....