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江戸家老
「江戸家老〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
江戸家老の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吉良上野の立場」より 著者:菊池寛
まった。 (そらっ! また、いつもの癇癪だ)と、家来たちは目を見合わせて、二人の
江戸家老、安井彦右衛門と藤井又右衛門の部屋へ走って行った。 内匠頭は、女どもに....
「右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
って、こういうんだ。閉門食っているおかたは村井|信濃《しなの》様とかいう名まえの
江戸家老だそうながね。あんな忠義いちずのご老職はふたりとねえのに、やにわに蟄居の....
「菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
申したから、お抱えになったのじゃ、上へ諂い媚を献じて、とうとう寺島主水を説伏せ、
江戸家老を欺き遂せて、菊様を世に出そうが為、御舎弟様を亡き者にしようと云う事は、....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
じめ、尚兵館の一同、イヤ、驚きました。 驚くわけです。 庭隅の築山のふもと、
江戸家老田丸|主水正《もんどのしょう》が、何よりの自慢にしている一本松……。 ....
「元禄十三年」より 著者:林不忘
、昨年、吉良殿には泣かされました。」 多湖《たご》外記《げき》は、亀井能登守の
江戸家老だった。べっこうぶちの大眼鏡を額へ押し上げて、微笑の漂っている視線を、岡....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
《なんびと》の呼吸もかかっておらぬぞ。よいか、外桜田に相馬の上屋敷がある。そこの
江戸家老を呼んでいささかおどかしたのじゃ。ついに、刀を集める左腕独眼の剣士、そん....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
参覲《さんきん》交代で江戸に在勤中の大名は、自身で、国詰め中のものは、代りに
江戸家老が、おのおの格式を見せた供ぞろい美々《びび》しく、大手《おおて》から下馬....
「無宿人国記」より 著者:吉川英治
起となった。 (そして上杉家の名折れ、謙信以来の武門の恥、どうかせねば) と、
江戸家老の沢根伊兵衛に謀って、 (飯倉か――桜田か――いや白金の下屋敷が、最も、....