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江戸詰め
「江戸詰め〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
江戸詰めの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
。」 と言ったぎり、平助も口をつぐんだ。水戸はどんなに騒いでいるだろうかとも、
江戸詰めの諸藩の家中や徳川の家の子郎党なぞはどんな心持ちで筑波の方を望みながらこ....
「柿の種」より 著者:寺田寅彦
歳であった。 家を継ぐべき養子として、当時十八歳の父が迎えられる事になったが、
江戸詰めの藩公の許可を得るために往復二か月を要した。 それから五十日の喪に服し....
「寛永相合傘」より 著者:林不忘
今日明日が見ごろというある日の午後だ。 鉄砲洲《てっぽうず》の蔵屋敷に、尾州家
江戸詰めの藩士が、友だちだけ寄りあって、刀剣|眼利《めきき》の会を開いている。人....
「空家」より 著者:宮崎湖処子
と煙は昇れり、 この大仏川の磧は、この近郷の留別場にしてかねてまた歓迎場なり、
江戸詰めの武士も、笈《おい》を負いて上京する遊学者も、伊勢参宮の道者本願寺に詣《....