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「江流〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

江流の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
茶の本」より 著者:岡倉覚三
時間の黙想中に、睡魔予防剤として広くこれを服用した。 四五世紀のころには、揚子江流域住民の愛好飲料となった。このころに至って始めて、現代用いている「茶」という....
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
また免許皆伝以上、しかも流儀は短槍にその秘手ありと人に知られた青江信濃守のその青江流なのです。 「ほほう、老人、なかなか味をやりおるな」 何かは知らぬが事ここ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
と金棒曳きは江戸前、若い衆は揃い、見物と弥次とは思い思い。 屋台の上の囃子は鍔江流《つばえりゅう》。 この練込みの世話焼に、一種異様な人物が飛び廻っている―....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
屋相模守、美作《みまさか》勝山の三浦志摩守といったような馬鹿殿様が力を入れて、松江流、土屋流、三浦流という三つの流儀をこしらえたが、馬鹿囃子の本音は、トテモ殿様....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
ほ》と共に生ず ゑんゑんとして波に随ふ千万里 何《いづ》れの処か春江月明なからん江流ゑんてんとして芳《はう》てんをめぐる 月は花林を照して皆|霰《あられ》に似た....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
た雨だと草履で困りますね。 八月十日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(「鴨緑江流筏」の写真絵はがき)〕 八月十日、これは随分美しいでしょう、悠々たり千里....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
屋たいてい木造、二階建てにして、北米カナダ辺りの家屋を見るがごとし。中央に一帯の江流あり。その水の清きこと、わが川にひとし。気候は意外に暑く、ロンドン市中の温度....
三国志」より 著者:吉川英治
力を落して、わずかな残兵と共に、荊州へ落ちて行った。 荊州(湖北省・江陵・揚子江流域)には一方の雄たる劉表がなお健在である。 劉※は始め、秣陵へ退いて、陣容....
三国志」より 著者:吉川英治
北支の天地も、やがて戦乱の巷でしょう。ひとまず南のほうへ逃げましょう。江東(揚子江流域、上海、南京地方)の叔父さんを頼って行きましょう」 瑾は義母を励ました。....
三国志」より 著者:吉川英治
滅とは、この夜、曹操が味わった大苦杯そのものをいう。そしてその戦場は、現今の揚子江流域の湖北省|嘉魚県の南岸北岸にわたる水陸入り組んでいる複雑な地域である。 ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
くさの妙策があるというのか」 「あらいでか! 大言と聞いたかしれぬが、孫呉から大江流の兵学も究めた者とお告げしてあるはずだ。しかるに下手な戦のみくり返して、これ....