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江藤
「江藤〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
江藤の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「仇討禁止令」より 著者:菊池寛
乗って討たれてやるほど、自責を感じていなかった。その上、最近になって、左院副議長
江藤新平の知遇を得て、司法少輔に抜擢せられる内約があったし、そうなれば、新日本の....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
大久保、伊藤の諸官を率いて本国を去れり、ここにおいて廟堂は西郷大将をはじめ副島、
江藤、後藤、板垣の諸参議を残し、ほとんど国権派の世となれり。勝、大木、大隈の諸政....
「死生」より 著者:幸徳秋水
商鞅も韓非も高青邱も呉子胥も文天祥も死刑となった、木内宗五も吉田松蔭も雲井龍雄も
江藤新平も赤井景韶も富松正安も死刑となった、刑死の人には実に盗賊あり殺人あり放火....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
朝、征韓論の破裂、政府の分裂、西郷以下多くの薩人の帰国、参議|副島、後藤、板垣、
江藤らの辞表奉呈はその結果であった。上書してすこぶる政府を威嚇するの意を含めたも....
「二少女」より 著者:国木田独歩
に映じている。 少女は此二階家の前に来ると暫時く佇止って居たが、窓を見上げて「
江藤さん」と小声で呼んだ、窓は少し開ていて、薄赤い光が煤に黄んだ障子に映じている....
「ああ玉杯に花うけて」より 著者:佐藤紅緑
関係以上に深い尊敬と親しみをもっていた。校長は修身を受け持っているので、生徒は中
江藤樹の称をたてまつった。校長の口ぐせは実践躬行の四字であった、かれの訓話にはか....
「死刑の前」より 著者:幸徳秋水
非子も高青邱も、呉子胥や文天祥も、死刑となった。木内宗五も吉田松陰も雲井竜雄も、
江藤新平も赤井景韶も富松正安も、死刑となった。刑死の人には、実に盗賊あり、殺人あ....
「富岡先生」より 著者:国木田独歩
かく法学士に成りました」 「それが何だ、エ?」 「内務省に出る事に決定りました、
江藤さんのお世話で」 「フンそうか、それで目出度いというのか。然し
江藤さんとは全....
「郊外」より 著者:国木田独歩
午後二時、この降るのに訪ねて来て、中二階の三段目から『時田!』と首を出したのは
江藤という画家である、時田よりは四つ五つ年下の、これもどこか変物らしい顔つき、語....
「生活と一枚の宗教」より 著者:倉田百三
が宗教的なやり方でありまして、そのときまですこしも知らなかったのでありますが、中
江藤樹などのいわれた儒教というものはほんとうはそういうものであったのであります。....
「一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
ども一方、基督教界の人々には一個の英雄として尊敬され、内村先生なども氏を明治の中
江藤樹、信濃聖人とまで賞讃されたものであった。 私は井口君がその一生を通じてこ....
「地虫」より 著者:小栗虫太郎
きはじめ、この神秘の男を乗せた、船尾灯が遠く雨脚のなかに消えてゆくのだった。 「
江藤警部補、これはいったい、どうしたということなんです。貴方は、あの不審な男を渡....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
めてその事実を知ったぐらいな始末である。 前に三平といったが、佐賀藩の三平が、
江藤新平、大木民平、古賀一平だというのは、ここに事新しく述べるまでもない。
江藤氏....
「四つの都」より 著者:織田作之助
新吉 健介 小谷初枝 辻節子 尾形清子 蜂谷十吉 夜店出しのおっさん 船山上等兵
江藤医学士 大雅堂主人 標札屋の老人 他に、国民学校訓導、看護婦、子供達。 時―....
「あの世の入口」より 著者:知里真志保
、国分恒次、水落昭夫、吉田靖彦、西島治、柏木恵一、金子勇、鈴木昭英、板谷柳太郎、
江藤健次、加藤定子。 雑草を全部取片付けて見ると楕円形の摺鉢形の凹地であること....