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「江蘇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

江蘇の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
新種族ノラ」より 著者:吉行エイスケ
き父はカンボジヤ女である母と娘を連れて上海にやってきた。ノラの教育のために。父は江蘇省、海州に生れたカンボジヤ華僑であった。彼はサイゴンとプノンペンを往来する商....
艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
るほど尻も大きく張って来るものだ。 その苺もやがて紅く熟して来る。 むかし、江蘇の汪※にむかって、 「うまいですな。お故郷の江蘇にも、何かこんな果物のいいの....
五通」より 著者:田中貢太郎
ある。そして、北方の狐の祟りは、なおいろいろのことをして追いだすことができるが、江蘇浙江地方の五通に至っては、民家に美しい婦があるときっと己の所有として、親兄弟....
擬体」より 著者:豊島与志雄
ていなかったが、へんに頭の中にこびりついていたのである。 淮河は、河南、安徽、江蘇の三省にまたがる大河であって、二千年間に約千回もの大※濫を起している。一九三....
白塔の歌」より 著者:豊島与志雄
がに吟味された料理が用意されていました。豚や家鴨や小鳥や野菜類はまあ普通として、江蘇の沼から来たもの、四川の山奥から来たもの、日本の近海から来たもの、南洋の小島....
幸福な家庭」より 著者:井上紅梅
、ぐるりと囲んでいるにもせよ、まさか空気を遮断することは出来まい。つまり駄目だ!江蘇浙江は毎日戦争の防備をしているし、福建と来たらなおさら盛んだ。四川、広東は?....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
バイブル』初刊本の『旧約全書』(清国同治二年すなわち我が文久三年西暦1863年に江蘇滬邑美華書館刊行)を中国の学者が訳する際にそうしたもんだ。すなわちその文章は....
三国志」より 著者:吉川英治
ゃ。――ひとつ曹操に会ったら見せてやろう」 などと興じていた。 途中、徐州(江蘇省・徐州)まで来ると、太守|陶謙が、わざわざ自身、郡境まで出迎えに出ていた。....
三国志」より 著者:吉川英治
事、もう半ばは、あなたの掌にあるではありませんか」 翌日。呂布の使いは、広陵(江蘇省・楊州)へ立った。 玄徳は、その後、わずかな腹心と共に、広陵の山寺にかく....
三国志」より 著者:吉川英治
新しい社会を形成し、新しい文化を建設して行った。 その分布は。 南方の沿海、江蘇方面から、安徽、浙江におよび、江岸の荊州(湖南、湖北)より、さらにさかのぼっ....
三国志」より 著者:吉川英治
※城きっての豪商であった。――いまは遠い以前となったが、玄徳が旗挙げ早々、広陵(江蘇省・揚州市)のあたりで兵員も軍用金も乏しく困窮していた頃――商家の息子たる糜....
三国志」より 著者:吉川英治
反撃に出た。ために、呉軍は大損害をこうむり、逆に、攻囲の陣を払って、南徐の潤州(江蘇省・鎮江市)あたりまで敗退するのやむなきに至ってしまった。 しかもまた、譜....
三国志」より 著者:吉川英治
い」 孫権は、一方には、刻々迫る戦機を見ながら、一面直ちに、その居府を、建業(江蘇省・南京)へ遷した。 かくてその地には、白頭城が築かれ、旧府の市民もみな移....