江陵[語句情報] »
江陵
「江陵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
江陵の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「虞美人草」より 著者:夏目漱石
閣寺だ。元来十年一日のごとしと云うのは賞《ほ》める時の言葉なんだがな」 「千里の
江陵《こうりょう》一日に還るなんと云う句もあるじゃないか」 「一百里程塁壁の間さ....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
声を発することがあった。ある夜、かの女が又あらわれて彼に教えた。 「宰相の楊公が
江陵に府を開いて、才能のある者を徴したいといっています。今が出世の時節です。早く....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ほぼう》を蔵せるを検校し、ことごとく事を以て言上し、罪さるる者甚だ多し、陸杭時に
江陵の都督たり、ことさらに孫皓に下請し、しかる後《のち》釈くを得たりとある。昔細....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
と、丸山勇仙は、前と同じように首を横に振り、 「其ノ荊州《けいしゆう》ヲ破リ、
江陵ヲ下リ、流レニ順《したが》ツテ東スルヤ、舳艫《じくろ》千里、旌旗《せいき》空....
「三国志」より 著者:吉川英治
目だ」と、力を落して、わずかな残兵と共に、荊州へ落ちて行った。 荊州(湖北省・
江陵・揚子江流域)には一方の雄たる劉表がなお健在である。 劉※は始め、秣陵へ退....
「三国志」より 著者:吉川英治
す。おそらく同士打ちを起しているのでしょう。しかし、入るべからずです。道をかえて
江陵(湖北省・沙市、揚子江岸)へ行きましょう」 「えっ、
江陵へ?」 「
江陵の城は....
「三国志」より 著者:吉川英治
な一軍の来るのとぶつかったが、これは死地を設けていた伏勢ではなく、南郡(湖北省・
江陵)の城に留守していた曹一族の曹仁が、迎えに来たものであった。 曹仁は、曹操....
「三国志」より 著者:吉川英治
。――あとは人の問題ですが」 王甫はやがて襄陽へ戻ってきて、関羽に告げた。 「
江陵方面の守備は、糜芳、傅士仁のふたりですが、ちと、如何と案じられます。荊州の留....
「三国志」より 著者:吉川英治
事実に当った上で、さらに、如何ような策も取れましょう」といった。 皖城、東関、
江陵の三道へ向って、洛陽の軍隊が続々と南下して行ったのは、それから約一ヵ月後だっ....
「三国志」より 著者:吉川英治
ことができる。で、この蔓菁の播植は、諸所の地方民の日常食にも分布されて、今も蜀の
江陵地方の民衆のあいだでは、この蕪のことを「諸葛菜」とよんで愛食されているという....