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「江馬〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

江馬の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
二重心臓」より 著者:夢野久作
買収し、甘木三枝嬢こと女優天川呉羽をスターとする一座を組織し、且、新進探偵小説家江馬兆策氏を自宅の片隅に住まわせて、同氏に同劇場の脚本を一任し、巴里グラン・ギニ....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
治理論に立って芸術至上主義と政治闘争主義とを機械的に結合させる傾向の中野、鹿地、江馬、佐野硯等は残留し、藤森成吉、蔵原惟人、佐々木孝丸、村山知義、田口憲一、青野....
別れたる妻に送る手紙」より 著者:近松秋江
苛められて見たくなった。 その男は高等官になって、名古屋に行っていると言った。江馬と言って段々遠慮がなくなるにつれて、何につけ「江馬さん/\。」と言っていた。....
ばけものばなし」より 著者:岸田劉生
の感じが奇形児に似ている事をかいたが、古い画巻の中に図の如き妖怪を描いてあるのを江馬務氏の著の中にみた事がある。これらは全然アルコールづけの奇形児である。 こ....
子規居士と余」より 著者:高浜虚子
えたが、それでも例の血なま臭い匂いは常に室内に充ちていた。 この病院の副院長は江馬医学士であった。これは江馬|天江翁の令息であって、自然羯南氏から天江翁を通じ....
青春の息の痕」より 著者:倉田百三
ではどうしても出て来ません。争われぬものだと思います。徳を積むほかはありません。江馬さんの「受難者」は読みました。私とリズムの合いそうな人のように思いました。 ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
着席していた。 中央の座に、金沢|貞顕。 その左右、寄人の座には、名越時元、江馬越前守、北条茂時、二階堂ノ入道出羽守、高崎悪四郎左衛門高直など……。 また....
私本太平記」より 著者:吉川英治
木戸へばりばり迫って、ほしいまま功名を争っていた事でもあった。 「鎌倉の剛の者、江馬殿の身内、酒匂ノ十太こそ、仁王堂口を一番に乗っ取ったぞ」 「つづくは、伊東ノ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
のこと。 「さっそくながら」 と、中御所へは、一族の名越、普恩寺、赤橋、大仏、江馬、金沢、常葉などの、日ごろには営中に見えない門族の顔やら、四職の閣老すべて、....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
騨ではモチと謂う場合が幾つかある。是はどういうわけか、他にもあることだろうかと、江馬夫人は疑っておられる。こういう自然の疑いは、時としては答えよりも尊い。同じ事....
探偵小説と音楽」より 著者:野村胡堂
は免れなかったようである。 今は飛騨の高山に引込んで、新しい活躍を用意している江馬修氏が日本の小説に現われた音楽用語及び知識の、愛嬌のある誤謬について私に話し....
放免考」より 著者:喜田貞吉
平安鎌倉時代当時の面影を、そのままに髣髴せしむるに足る程のものである。風俗研究会江馬務君の葵祭解説記するところによると、現時の行列には先頭に騎馬の警部が三人、次....