池殿[語句情報] » 池殿

「池殿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

池殿の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
門人たちは――殊にそれが師とよぶ人であるだけに、思わず眼を反むけてしまう。 「御池殿、植田殿」 立ち淀みながら、その者たちは後ろを振向いて、先輩に計った。 「....
私本太平記」より 著者:吉川英治
弟)までも、みなお一つにここへ難をのがれ、むかし平家一門が栄えたあとの法領寺殿や池殿、北御所などに御簾を分けておられたのである。そのそれぞれには、侍く上達部があ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
満都をふるえあがらせた。 尊氏は、なるべく、一切を弟にまかせようとして、彼の御池殿へさしずを仰ぎにくる諸将にも、あらかたは、 「直義に訊け。錦小路殿に従ってせ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
出川の高ノ師直の家へも、 「即刻、出仕せよ」 と、家臣をやった。 ふたりが御池殿の一ト間に顔をそろえたとき、尊氏はまだ仏間から出ていなかった。しかし、三名の....