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「沈溺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

沈溺の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
血の文字」より 著者:黒岩涙香
とも思われず、此頃は其金にてトローンの近辺へ不評判なる酒店を開業し倉子は日夜酒に沈溺せる有様なれば一時美しかりし其|綺倆も今は頽れて見る影なし、太郎も倉子が酔た....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
うかと察せられる。 また、道庵の方から見て、こうも仰山に、周章狼狽して、陸上に沈溺し、足も腰も立たない醜態を演じているが、実のところこれも芝居だ。 「面白え、....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
か物に包まれて転々し、人々を裁いた法官帽は賤婦《せんぷ》の裳衣だった腐敗物の傍に沈溺《ちんでき》する。それは友愛以上であり、昵近《じっきん》である。脂粉を塗って....