»
沒
「沒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
沒の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「黄金の枕」より 著者:田中貢太郎
秦の王妃は道度の事情を諒解してしまった。 「これこそ真箇の婿だ、女もまた神だ、
沒くなって二十三年も経って、生きた人と交往していた」 そこで王妃は道度を※馬都....
「婦人と文学」より 著者:宮本百合子
ちに色彩濃く描きつくされているのである。 鉄幹は京都の生れだが、晶子は堺の町の
沒落しかけている羊羹屋に、三人めの娘として明治十一年十二月、歓迎されない誕生をし....
「『尚書』の高等批評」より 著者:白鳥庫吉
ど、卑見を以てするに、嵎夷、暘谷は東方日出の個所を指し、南交は南方、昧谷は西方日
沒の處、朔方は北方を意味し、何れもある格段なる地理的地點を指したるものなりとは認....
「短歌の詩形」より 著者:寺田寅彦
本人とそれぞれの交通のあったことも間違いないとすれば、歌謡のごときものが全く相互
沒交渉に別々に発達したと断定するのも少し危険なような気がするのである。それかと云....
「採峰徘菌愚」より 著者:佐藤垢石
けれど、芒原のところまで走るといつの間にか、真綿をくわえた蜂は何処へ行ったか姿を
沒してしまったのである。 これはいかん――だが巣のある方角は分かったのだから、....
「捨吉」より 著者:三好十郎
ォームは 闇の高原に向つて 照明された 白い舞臺だ おれは舞臺をおりて 闇の中に
沒する ブリッジはないから 線路を歩いて 左の方へわたると あるかなきかの小道が....
「肌の匂い」より 著者:三好十郎
は、いつでも善かれ惡しかれ青年らしく輕々と生きる。そのために時代と時代との間に陷
沒が起きても、それがそうでなければならぬ事ならば、それでよいではないか。誰にその....