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「沓形〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

沓形の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
栃の実」より 著者:泉鏡花
て、道割の小滝を飛んだ。 私は駕籠の手に確と縋った。 草に巨人の足跡の如き、沓形の峯の平地へ出た。巒々相迫った、かすかな空は、清朗にして、明碧である。 山....
瓜の涙」より 著者:泉鏡花
、そこには菫の濃いのが咲いて、淡いのが草まじりに、はらはらと数に乱れる。 馬の沓形の畠やや中窪なのが一面、青麦に菜を添え、紫雲英を畔に敷いている。……真向うは....
民芸とは何か」より 著者:柳宗悦
のみ真似る陶工達には、すでに美しい茶器を作り得る心の準備がないのです。後にできた沓形とか傘形とかの茶碗は、例外なく醜いものです。 続いては廉価であるということ....