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「沖釣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

沖釣の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
坊っちゃん」より 著者:夏目漱石
一本も見えない。釣竿なしで釣が出来るものか、どうする了見だろうと、野だに聞くと、沖釣《おきづり》には竿は用いません、糸だけでげすと顋を撫《な》でて黒人《くろうと....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
い、両方がおなじ釣り道楽の仲間であるので、ふだんから親しく往きかいして、岡釣りに沖釣りに誘いあわせて行くことも珍らしくなかった。その道楽が遂に二人を禁断の釣り場....
仇討禁止令」より 著者:菊池寛
り深い親しみを持っていた。 頑固一徹な成田頼母も、平生は風変りな面白い老人で、沖釣りが何よりの道楽で、新一郎も二、三度は誘われて、伴をしたことがある。 長男....
松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
で浮の動くのを見て居るだけですから面白くも何とも有りません、折節ね旦那のお供でね沖釣などに出来ける事もありますがね、馬作は竿も餌も魚任せにして只|御酒を頂くばか....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
かり興が醒めて、やはり団員と共に大泊へ廻航したが安全だし、半日の小閑をぬすんで、沖釣にでも出かけようかとなった。それが朝になると、咄嗟に横断の議が極った。N老人....