沢村宗十郎[語句情報] » 沢村宗十郎

「沢村宗十郎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

沢村宗十郎の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
年遅れて、安政六年三月二十三日に六十九歳で歿した。 次に贔屓にしたのは五代目|沢村宗十郎である。源平、源之助、訥升、宗十郎、長十郎、高助、高賀と改称した人で、....
明治美人伝」より 著者:長谷川時雨
のお菊というほど白博多が好きで名が通っていた。それよりもまた、その頃の人気俳優|沢村宗十郎《さわむらそうじゅうろう》――助高屋高助《すけたかやたかすけ》――を夫....
明治大正美人追憶」より 著者:長谷川時雨
呈して、時世の機微を覗《うかが》い知っていた。有明楼おきくは、訥升《とつしょう》沢村宗十郎の妻となって――今の宗十郎の養母――晩年をやすらかに逝《い》ったが、こ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
るお茶ッ葉芝居は、へらへら役者をかり集めては、無茶に人殺しをやらせる。 ことに沢村宗十郎が、宗十郎頭巾をかぶりはじめてから、へらへら役者共が争ってこの頭巾をか....
今戸狐」より 著者:小山内薫
これは狐か狸だろう、矢張、俳優だが、数年以前のこと、今の沢村宗十郎氏の門弟で某という男が、或夏の晩|他所からの帰りが大分遅くなったので、....
江戸芸術論」より 著者:永井荷風
|富沢半三郎《とみざわはんざぶろう》小川善五郎|早川伝五郎《はやかわでんごろう》沢村宗十郎《さわむらそうじゅうろう》大谷広治《おおたにひろじ》らの俳優をばその代....
明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
派の深沢恒造らにて、いずれも大入りを占む。 ○九月、歌舞伎座にて沢村訥升は七代目沢村宗十郎を襲名し、「高野山」の苅萱道心を勤む。 ○十月五日、本所の寿座より出火....
雷門以北」より 著者:久保田万太郎
そうに立っている。どうみても東海道は戸塚あたりの安気な医者の住居位にしかみえない沢村宗十郎君の文化住宅(窓にすだれをかけたのがよけいそう思わせるのである)を横に....