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「河上肇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

河上肇の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宣言一つ」より 著者:有島武郎
然現わるべくして現われ出たこの事実をもみ消すことはもうできないだろう。 かつて河上肇《かわかみはじめ》氏とはじめて対面した時(これから述べる話柄は個人的なもの....
懶惰の歌留多」より 著者:太宰治
みると、爽快《そうかい》である。平天下、治国、斉家、修身。いい気持だ。 私は、河上肇博士の人柄を好きである。 は、母よ、子のために怒れ。 「いいえ、私には信....
思想と風俗」より 著者:戸坂潤
で勝手に這い回ることは許されない事情があるからだ(私は現代の啓蒙家の代表者として河上肇博士の如きを挙げることが出来ると思う)。 啓蒙家は教育家でないと云った。....
御萩と七種粥」より 著者:河上肇
今「七種粥」の追記として、以上のことを書いておかねば気が済まないのである。 (「河上肇著作集」第9巻、昭和39年、筑摩書房刊。歴史的仮名遣い。)....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
が創刊され、二六年には労働農民党(略称労農党)が結成された。この前後のいきさつは河上肇の自伝の中にも興味ふかく物語られているが、この頃から、従来ひとくちに「無産....
今日の日本の文化問題」より 著者:宮本百合子
潤一郎 中央公論社 大和絵史論 小林太市郎 全国書房 自叙伝河上肇 世界評論社 みんなも科学を 緒方富雄 朝日新聞社 ....
日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
点から見て、思想家と思想家でないものとの形式的な区別をつけることが出来ると思う。河上肇博士は普通の意味では決して独創的な所謂思想家ではないが、マルクス主義を代表....
現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
r Kritik der politischen Oekonomie(宮川実訳・河上肇訳)。 〔 Engels, F. : Anti-Du:hring〕(長谷部....
世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
ではどういう諸典型があるのか。 大森氏の論文を見るにつけて思い出すのはかつての河上肇博士の「国家社会主義の理論的検討」(『中央公論』)である。ジャーナリズム論....
辞典」より 著者:戸坂潤
nomie, 1859, hrsg. von K. Kautsky, 1924(河上肇・宮川実訳『政治経済学批判』昭和六年); besorgt von Marx....
社会時評」より 著者:戸坂潤
以て花見のように陽気になっている世間に、更に景気をそえるために、又吉報が現れた。河上肇博士が「没落」したというのである。河上博士自身にとっては没落するかしないか....
文学的自叙伝」より 著者:林芙美子
ヘン雑記や、室生犀星氏の文学を包囲する速力、三木清《みききよし》氏の啓蒙文学論、河上肇《かわかみはじめ》氏の第二貧乏物語、ピリニヤークの狼の綻《おきて》などと云....
読書遍歴」より 著者:三木清
あった。その頃有島氏は次第に人道主義的社会主義に移りつつあったが、京都の経済科の河上肇博士はもとの伊藤証信氏の無我愛に熱中されたことがあるというが、その頃はまだ....
十五年」より 著者:山本実彦
うになり、十数年間博大の筆陣を布いて一世の注目を惹いていたのであった。このほか、河上肇氏は個人雑誌『社会問題研究』によって、社会思潮に鮮鋭な解釈と批判とを下だし....
啓蒙の現代的意味と役割とについて」より 著者:戸坂潤
勝手に這い廻ることは許されない事情があるからだ。(私は現代の啓蒙家の代表者として河上肇博士の如きを挙げることが出来ると思う。) 啓蒙家は教育家でないと云った。....