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「河井〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

河井の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
安重根」より 著者:谷譲次
ヒョウドロフ大佐、他二三の露国文武官。ハルビン総領事川上俊彦、日本人居留民会会長河井松之助、満鉄代理店日満商会主、他二三。日露人すべて礼装。 一同が下手の車扉に....
道標」より 著者:宮本百合子
云った。そして、 「きょうは、すこし早めにひきあげるよ」 と、腕時計を見た。 「河井さんの奥さんとスケートに行く約束してあるから」 「そりゃいいわ。是非おやんな....
白金神経の少女」より 著者:蘭郁二郎
すると、この鷲尾と名乗る老人が、凡そ不似合な恋愛にまで触れて来たのである。 「河井さん――、といいましたね、いかがです、恋愛についての御意見はありませんか」 ....
蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
野九郎右衛門、玉井数馬助、岩田市右衛門、神田清右衛門、外池《とのいけ》孫左衛門、河井公左衛門、五番には七手与《ななてぐみ》、蒲生将監、蒲生|主計助《かずえのすけ....
婦人と文学」より 著者:宮本百合子
して代弁されている作者の、当時の青年の一つのタイプに対する感覚も面白く思われる。河井という考古学専攻の資産家の息子から真知子に対して示される関心、やがて彼からの....
艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
だ。 不昧の鑑識で、虚堂墨蹟に配せられた鎗の鞘の茶入は、もと京都の町人井筒屋事河井十左衛門の秘蔵で、その頃の伏見奉行小堀遠州は、京へ上るときには、いつもきまっ....
「黄銅時代」創作メモ」より 著者:宮本百合子
自分の膝に頭を横えて、静に涙をこぼす彼の上に風が吹く。 二十二日 鶴見、河井、其他星野等と食事に招れる。 二十四日 雪降り。野中夫人に若松によばれる....
竹の木戸」より 著者:国木田独歩
や屑屋の悪い奴が漂行するから油断も間際もなりや仕ない。そら近頃出来たパン屋の隣に河井|様て軍人さんがあるだろう。彼家じゃア二三日前に買立の銅の大きな金盥をちょろ....
旧師の家」より 著者:若杉鳥子
が盛んだった。私もいつかそのお仲間に入って詩や歌を作るようになった。そしてその頃河井醉茗氏の主宰していた女子文壇に投書していた。それを機会に横瀬氏から幼稚な汚い....
生前身後の事」より 著者:中里介山
たのだ、貫一は藤沢浅次郎であった、お宮は高田門下の山田久州男という女形であって、河井と喜多村はその頃は上方へでも行っていたか出ていなかった、赤樫満枝を女団十郎と....
田沢稲船」より 著者:長谷川時雨
せいてい》の日本画の裸体が、類のないことだったので、アッといわせもしたのだった。河井酔茗《かわいすいめい》氏の『山田美妙評伝』によると、美妙斎は東京神田柳町に生....
日記」より 著者:宮本百合子
ことを思い、気の毒に不安になった。 英国へビーンを注文した由。まあそれでよい。河井酔茗氏にたのまれた手紙を書く。 十二月二十一日(金曜) 「スーラーブ」、全部....
京都の朝市」より 著者:柳宗悦
の間、私の心をいたくそそったものの一つは朝市であって、私は中々勉強した。これには河井寛次郎が先達であった。 朝市というのは月のうちの日と所とをきめて、少くとも....
日本の伝説」より 著者:柳田国男
てこれにそむく者はないそうです。 また蒲生郡の川合という村では、昔この地の領主河井|右近太夫という人が、伊勢の楠原という所で戦をして、麻畠の中で討たれたからと....