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河口湖
「河口湖〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
河口湖の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「服装に就いて」より 著者:太宰治
人とわかれてバスに乗り御坂峠《みさかとうげ》を越えて甲府へ行こうとしたが、バスは
河口湖を過ぎて二十分くらい峠をのぼりはじめたと思うと、既に恐ろしい山崩れの個所に....
「律子と貞子」より 著者:太宰治
三浦君の故郷は、甲府市である。甲府からバスに乗って御坂峠《みさかとうげ》を越え、
河口湖の岸を通り、船津を過ぎると、下吉田町という細長い山陰《やまかげ》の町に着く....
「河口湖」より 著者:伊藤左千夫
の光景がどうしてもまぼろしのごとく感ずる。 予はふかくこの夢幻の感じに酔うて、
河口湖畔の舟津へいでた。舟津の家なみや人のゆききや、馬のゆくのも子どもの遊ぶのも....
「富士に就いて」より 著者:太宰治
まま、その天下第一のながめを、横目で見るのだ。富士が、手に取るように近く見えて、
河口湖が、その足下に冷く白くひろがっている。なんということもない。私は、かぶりを....
「白峰山脈縦断記」より 著者:小島烏水
げたように高く、雪が粉を吹いたように細い筋を入れている、その下に山中湖、それから
河口湖が半分喰い取られたようになって、山蔭の本栖湖の一部と、離れ離れに静かな水を....
「野ざらし」より 著者:豊島与志雄
敵だよ、君。鈴をつけた馬に乗って、尾花の野原をしゃんしゃんしゃんとやるんだ。……
河口湖ってのがあるだろう。その湖畔のホテルに大層な美人が居てね、或る西洋人と……....
「雷嫌いの話」より 著者:橘外男
書を引っ張り廻してくれた。 大島へ行って、三原山の噴火口を覗かせて、富士山麓の
河口湖へ行って、野尻湖へ連れて行って、最後に、松島へすっ飛んだ。夏だから、大島の....
「春の大方山」より 著者:木暮理太郎
版の甲府図幅を拡げ、展望台として恰好と思われる山を物色して二つを選み出した、一は
河口湖の東北に在る毛無山で、他は本栖湖の南に在る天子山脈の最高峰毛無山である。孰....