河津[語句情報] »
河津
「河津〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
河津の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
、運上山というのが見えたりして。伊豆はなかなか幕末の舞台でしたから。曾我兄弟の父
河津氏の所領がその名をもっていたりする。 寿江子は今散歩に出かけました。私はき....
「火傷した神様」より 著者:田中貢太郎
くなってしまった。 二 その来宮様のいた処は、今の静岡県加茂郡下
河津村の谷津であった。某年の十二月二十日|比、私は伊豆の下田へ遊びに往ったついで....
「曽我の暴れん坊」より 著者:坂口安吾
舌をまいて部屋へ入ったが、これを垣間見ておどろき悲んだのは母親の満江。 前夫|
河津三郎が祐経に殺されたので曾我の太郎と再婚したが、一万箱王の二子(後の十郎五郎....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
しているという。 千鶴丸を殺させた祐親は後に挙兵の頼朝と戦って敗死したが、彼は
河津三郎の父であり、曾我兄弟には祖父に当る。曾我の仇討というものは、単なるチャン....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
いちばん好きな力士である。 相撲四十八手のうちに「かわずがけ」というのがある。
河津三郎が股野と相撲をとって勝った手だといわれている。 講談本によると、怪力の....
「石亀のこと」より 著者:佐藤垢石
見たのは、まだ小田原から熱海へ人車鉄道が通っている頃だ。 このごろでは、伊豆の
河津川、仁科川、稲生沢でも、鰺や※の肉、シラスの頭などで、初秋の鮎の餌釣りを試み....
「香魚の讃」より 著者:佐藤垢石
覗いているではないか。 伊豆の東海岸には鮎の川が多いのである。伊東温泉の松川、
河津の
河津川、下田の稲生沢川などは南国の流れである。 早春の頃から水温が高くな....
「恋と十手と巾着切」より 著者:山中貞雄
雄) 監督 広瀬五郎 撮影 三木 稔 キャスト 巾着切跡見ず三次
河津清三郎 御用聞てっきり鉄五郎 片桐恒男 茶屋娘 お絹 望月礼子 ....