河海[語句情報] » 河海

「河海〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

河海の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
いては土を拒まるべし」と。ユスチニアーヌス帝のディゲスタ法典に拠れば、もし近辺に河海なきときは、猛獣に委《わた》してその身体を裂かしむとある。 八六 一銭切....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
代の祖|虹汀氏の建立に係る―― 晨に金光を鏤めし満目の雪、夕には濁水と化して河海に落滅す。今宵銀燭を列ねし栄耀の花、暁には塵芥となつて泥土に委す。三界は波上....
神話と地球物理学」より 著者:寺田寅彦
るものがはなはだ多い。たとえば「その泣きたもうさまは、青山を枯山なす泣き枯らし、河海はことごとに泣き乾しき」というのは、何より適切に噴火のために草木が枯死し河海....
学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
成長し、風はもって車を動かすべし、海はもって運送の便をなすべし、山の石炭を掘り、河海の水を汲み、火を点じて蒸気を造れば重大なる舟車を自由に進退すべし。このほか造....
学校の説」より 著者:福沢諭吉
に足らざるものは、唖子《あし》に異ならず。 第三、地理書 地球の運転、山野河海の区別、世界万国の地名、風俗・人情の異同を知る学問なり。いながら知るべき名所....
「日本民族」とは何ぞや」より 著者:喜田貞吉
。 我が天孫民族は、土壌を譲らざる泰山が、よくその高きをなし、細流をも択ばざる河海が、よくその広きをなしたと同じく、よく他の民族を同化融合せしめて、ことごとく....
穀神としての牛に関する民俗」より 著者:中山太郎
たのが保食神である。狩猟時代から農耕時代に入った頃の男子は、なお依然として山野に河海に、狩漁の仕事をつづけていた。それと同時にこの時代に有りがちな他部落との闘争....