河竹新七[語句情報] » 河竹新七

「河竹新七〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

河竹新七の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
さんが浅草|北清島町報恩寺内専念寺にある重兵衛の墓に詣でて、忌日に墓に来るものは河竹新七一人だということを寺僧に聞いた。河竹にその縁故を問うたら、自分が黙阿弥の....
細木香以」より 著者:森鴎外
屓の俳優は八代目団十郎である。作者|勝諺蔵をば部屋に訪うて交を結んだ。諺蔵は後の河竹新七である。 妓楼は主に品川の島崎|湊屋、土蔵相摸で、引手茶屋は大野屋万治....
寄席と芝居と」より 著者:岡本綺堂
は福地桜痴居士であったが、居士はこうした世話狂言を得意としないので、さらに三代目河竹新七と竹柴|其水とが補筆して一日の通し狂言に作りあげた。初演の年月から云えば....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
はもっての外の道楽息子なのである。 ところへ事件が起った。本郷の薬屋の息子で、河竹新七の弟子と称する狂言作者見習いの文学青年、小山田新作という者がヒサを見そめ....
小坂部伝説」より 著者:岡本綺堂
したそうであるが、一向に手がかりがないので、古い番附面の絵すがたを頼りに、三代目河竹新七が講釈種によって劇に書きおろしたのであった。今度もわたしは尾上松助老人に....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
る年の六月、「霜夜鐘十字辻筮」が新富座の二番目狂言として上演された。これは二代目河竹新七が巡査の保護、士族の乳貰、按摩の白浪、天狗の生酔、娼妓の貞節、楠公の奇計....
明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
日本橋区橘町より出火し、久松座は新築後半年にして類焼す。 ○三月、狂言作者二代目河竹新七向島の梅屋敷に初代新七の石碑を建立し、荵塚という。 ○十一月、新富座の二....