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油類
「油類〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
油類の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「播州平野」より 著者:宮本百合子
訪ねて行ったのであった。その頃重吉の家では、まだにぎやかに商売をしていた。米穀、
油類、セメント、左官材料、薪、木炭、タバコ、塩。ほかに直次と進三がトラック運送に....
「雷」より 著者:海野十三
北鳴は、また気味のわるい笑みをニッと浮べて、稲田夫婦をふりかえった。 「こういう
油類を扱っているのなら、屋根に避雷針をつけないじゃ危険ですよ。もし落雷すれば階下....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
たのもまた川上機関大尉の仕業だったのだ。 川上機関大尉は、空襲と聞くより早く、
油類倉庫に忍びこみ、石油の入った缶とペンキの缶を持ちだしていたのだ。油を流して火....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
すこも。
あなたもバタがあがれなくなったらよく果物を召上る方がいいでしょうね。
油類もいいのがなくなりました。うちでは衛生上、豚の生脂肪をとかしたのをつかいます....
「岡ふぐ談」より 著者:佐藤垢石
おいしかった。 私は、昨年の三月故郷の村へ転住してからというもの、一回も魚類や
油類の配給を受けなかった。汽車の切符が買えないから、釣りには行けない。闇で鯖の乾....