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「治める〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

治めるの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
、お子さまの天忍穂耳命に向かって、 「下界に見える、あの豊葦原水穂国は、おまえが治めるべき国である」とおっしゃって、すぐにくだって行くように、お言いつけになりま....
今昔ばなし抱合兵団」より 著者:海野十三
7 六十×年八月八日 最小限生活に追いこまれあり、食慾ことの外興奮して、治めるのに困難を感ず、非常時ゆえ、仕方なけれど……。 前夜から、われわれは、リ....
霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
らんか知りません、言葉は国の手形さ、亭主の留守を守るのが細君の第一の勤め、家事を治めるのが当然の処だが、如何にもその、おくのさんの家事の守りようが真実で、無駄の....
後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
を残らず召捕ろうと致しますと、どんな騒動を仕出来すかも知れませぬ故、一時其の場を治めるために態と文治|一人を引立てたのでございます。さて江戸役人島役人立会いにて....
南蛮秘話森右近丸」より 著者:国枝史郎
れる。世は乱れる! だが先ずそれも仕方がない、日本国内での争いだ。やがて、誰かが治めるだろう、恐ろしいのは外国だ! 恐ろしいのは異教徒だ! 憎むべきは吉利支丹だ....
二人町奴」より 著者:国枝史郎
体で突っ立たれたご様子、洵に洵に立派なもので、そういうお方にお任せし、事を穏便に治めるは、我々にとっても光栄というもの、但し果して深見氏の方で」 すると十三郎....
安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
。あれもイカン、これもイカン、と禁止して、人間どもを檻の中で飼うことによって国を治めるのはバカ殿様でもできる。 競輪場のゴタゴタを放火傷害強盗殺人と仰有るが、....
アラメダより」より 著者:沖野岩三郎
ねばならぬ事を、教師は平生から口を酸っぱくして教えている。 『アメリカの国は誰が治めるのであるか。』 『アメリカの公民が自ら治めるのであります。』 『アメリカの....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
チベットに侵入しようと目論見つつある。 その侵入の目的はチベットの乾燥な土地を治めるのが目的でない事は明らかであって、この天然の金城鉄壁ともいうべきヒマラヤ山....
エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
の心の風の吹き次第であって、それが国政の方法なのだった。それだからこそ彼女は国を治めるという乙な味覚を充分に楽しむことができ、潤沢な権力を思うさま使って事を決裁....
ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
っけ。 闇の女 それを父上の思召で、あの大胆な航海者で、また 内をも善く治めるメネラスにお妻せなされた。 ヘレネ 娘をお遣なされた上、国の政治も....
太陽とかわず」より 著者:小川未明
、ともに水の中をはねまわって、なにやらわからぬことを口やかましくいって、池の中を治めるためにいっしょうけんめいであったのであります。 しかし池の底には、かわず....
空中征服」より 著者:賀川豊彦
ません……これから女性中心の文化を大阪に布いてみます……男子はとても都市を美しく治める力などは持っていませんよ。ご覧なさい。西洋じゃ都市はみな女性の守護神を持っ....
古事記」より 著者:太安万侶
なくて、兄が大事ですと答えましたところ、わたくしに註文して、自分とお前とで天下を治めるから、天皇をお殺し申せと言つて、色濃く染めた紐をつけた小刀を作つてわたくし....
えぞおばけ列伝」より 著者:作者不詳
,人か神か,よく分らなかった.シルクルの話す声が聞えて来た. 「俺はヤイレスポの治める国へ行くのだ.彼の家へ行って美しい妹の魂を盗んで,連れ帰って妻にするのだ」....