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「治国平天下〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

治国平天下の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
青年」より 著者:森鴎外
まいね。昨今はそいつを漢学の道徳で行こうなんという連中があるが、それなら修身斉家治国平天下で、解決は直ぐに附く。そこへ超越的な方面が加わって来ても、老荘を始とし....
平塚・山川・山田三女史に答う」より 著者:与謝野晶子
する者」として人格の絶対尊貴を教えたカントの哲学に聴いても、「修身」を本として「治国平天下」に拡充し、「人を措いて天を思わば万物の情を失う」(『荀子』)といい、....
認識論とは何か」より 著者:戸坂潤
、之は一種のほぼ封建的な教育活動であると共に、又一つの政治活動(修身――経国――治国平天下)であり、徳育政治という意味での徳政(但し殿様の借金の踏み倒しのことで....
丹下左膳」より 著者:林不忘
なし、もって君恩に報いたてまつるみちもござりまするなれど、うんぬん――」 「この治国平天下の時代には」 主水正が、ひきとった。 「せめては日光様のお役にあいた....
光り合ういのち」より 著者:倉田百三
のようになるのが恐いと言って禁酒していた。運動では六百|碼の全校一の選手だった。治国平天下の青雲の志があって、四高へ入っていたが、老父がどうにもならないと言うの....
南国太平記」より 著者:直木三十五
とに、鋭く輝き、結ばれていた。 島津家に伝えられている呪詛《じゅそ》の術は、治国平天下への一秘法であって、大悲、大慈の仏心によるものであった。私怨を以《もっ....
二葉亭追録」より 著者:内田魯庵
するにはまた余りに多く渠らの陰謀史や虐殺史を知り過ぎていた。 二葉亭の頭は根が治国平天下の治者思想で叩き上げられ、一度は軍人をも志願した位だから、ヒューマニチ....
孔子」より 著者:和辻哲郎
ちが今まで体験して来た家族生活が、ちょうどこの道の場なのである。そこでこの孝悌が治国平天下の道の本であり従って仁の本であることを説いた有若の語は、ちょうどここに....