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「治道〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

治道の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
り。それは過度ならんも、漁夫より漁神を奪い、猟夫より山神を奪い、その祀を滅するは治道の要に合わず。いわんや、山神も海神もいずれもわが皇祖の御一族たるにおいてをや....
丹下左膳」より 著者:林不忘
れを持ってこの裏山づたいに谷川へ――いいかえ!」 御代参《ごだいさん》 一 宇治道中の茶壺駕籠を、荒しに荒して、東海道に白い旋風が渦《うず》まくとまでの評判を....
鏡心灯語 抄」より 著者:与謝野晶子
が余りに貧弱である。今日において愛国の精神ある婦人は民本主義の上に立って男子の政治道徳を監視するほどの意気と、男子の企てる政界の改造を激励するまでの公憤と実行が....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
官、道楽的な将校、道楽的な裁判官、道楽的な革命者、道楽的な愛国者。一般にわたる政治道徳の堕落であった。各人は国家から、職務や手当や勲位を授かることばかり待ってい....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
るを聞かず。ゆえに、余はこれよりもっぱら力をこのことに用いて、政教の一分を補い、治道の万一を助けんと欲するなり。 人あり、政教子に問うて曰く、君は哲学をもって....
建国の事情と万世一系の思想」より 著者:津田左右吉
の親政が行われないかぎり、それは政治の上に実現せられないことではあった(儒教の政治道徳説の性質として、よし親政が行われたにしても実現のむつかしいことでもあった)....
神代史の研究法」より 著者:津田左右吉
いることを看取しなければならぬ。支那の尭舜から禹湯文武に至る長い物語は支那人の政治道徳の思想によって構成せられているから、それがために事実とは考えられないことが....