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沿革
「沿革〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
沿革の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
たものであるということはすでに述べたところであるが、道教の始祖老子の名もまた茶の
沿革と密接な関係がある。風俗習慣の起源に関するシナの教科書に、客に茶を供するの礼....
「亡び行く江戸趣味」より 著者:淡島寒月
江戸趣味や向島
沿革について話せとの御申込であるが、元来が不羈放肆な、しかも皆さんにお聞かせしよ....
「オシラ神に関する二三の臆説」より 著者:喜田貞吉
、また変った立場からの見解をも広く尋ねて、これを綜合した上にはじめてこの神の由来
沿革を明らかにすることを期待する。前記佐々木喜善君も引き続きその薀蓄を発表せられ....
「春雪の出羽路の三日」より 著者:喜田貞吉
しいので、遺蹟の調査によってこれを補わねばならぬこと等を説いて、山形県地方開発の
沿革に及んだ。太古の住民なる蝦夷族の研究、その遺蹟として石器時代の調査の必要なこ....
「エタに対する圧迫の沿革」より 著者:喜田貞吉
如きは、無論思いも寄らぬところであった。エタ・非人の同情者柳瀬勁介氏が、潜心その
沿革を調査して、遂に「社会外の社会穢多非人」の著をなすに至られた動機は、氏がかつ....
「特殊部落の人口増殖」より 著者:喜田貞吉
ますますその数を増したのであった。 今その部落発展の一例として、京都旧六条村の
沿革を述べてみたい。 六条村はもと今の五条橋下中島の地、すなわち古えの六条河原....
「特殊部落と通婚問題」より 著者:喜田貞吉
国法の禁ずるところであった。これを犯して処罰された実例は別項「エタに対する圧迫の
沿革」中に述べておいた。今や国法上に於ける差別は全然撤廃せられて、所謂特殊部落と....
「特殊部落と寺院」より 著者:喜田貞吉
至ったのは、まことに気の毒な次第である。個々のエタ寺について、自分は未だその起原
沿革を調査するの暇を持たぬ。したがってここにこれを立証するの実例を有しないが、未....
「エタ源流考」より 著者:喜田貞吉
いう事に帰するのである。ただその執っておった職業や、境遇上の問題からして、種々の
沿革・変遷を経て、徳川時代の所謂「穢多」なるものが出来上がった。その川の末は「エ....
「「特殊部落研究号」発行の辞」より 著者:喜田貞吉
、将来解放せらるべきものの先蹤として、研究上最も必要なる事にこれ有り、その過去の
沿革を調査することが、何らこれらの人々の威厳を害し、名誉を損するものにあらずと思....
「牛捨場馬捨場」より 著者:喜田貞吉
自由を奪われているのである。何という不合理な事であろう。今この牛捨場馬捨場の由来
沿革を調査叙述するについても、感慨ことに深からざるをえぬ。....
「旃陀羅考」より 著者:喜田貞吉
、既に論じた如く(本誌二巻一号「特殊部落研究号」一二七頁以下「エタに対する圧迫の
沿革」)、主として彼らの人口増加の結果ではあるが、その圧迫の方法に至っては、仏徒....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
て講演せる草案をもととして、その足らざるを補い、なるべく広く多方面に渉って、その
沿革を概説するに止めんとする。 まず第一に述ぶべきことは、いわゆる「賤民」の定....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
主考」の例にならい、便宜これに属する各種の特殊民中の主なるものについて、その性質
沿革を観察してみたいと思う。これによって彼らが同一の日本民族であり、社会に栄誉あ....
「特殊部落ということについて」より 著者:喜田貞吉
余輩がさきに「特殊部落研究号」(本誌二巻一号)を発行して、いわゆる特殊部落なるものの由来
沿革を明らかにし、彼らが決してことに疎外排斥せらるべき性質のものにあらざる所以を....