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「法体〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

法体の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い：新字新仮名]
「国語音韻の変遷」より 著者:橋本進吉
とｐ）はカ行サ行タ行ハ行音の前では促音となる。そのハ行音は同時にパ行音となる。「法体《ホフタイ》」はfottai「合《ガフ》す」gassu「立夏《リフカ》」ri....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
情うけたならば、その場で悲しい禍いに会わねばならぬゆえ、ぜひにもお頭を丸め、御｜法体になって頂いてからお情うけいと、このように申されましたゆえ、それが気になるの....
「蒲生氏郷」より 著者:幸田露伴
無く、尋常に優しかったのであろう。主人はじめ其他の人々も無論普通礼服で、法印等｜法体《ほったい》の人々は直綴《じきとつ》などであったと思われる。何にせよ政宗の大....
「艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
大傘を立てて、その下を小ぢんまりと蘆垣で囲っているのがあった。主人は五十ばかりの法体で、松の小枝に瓢をつるし、その下で静かに茶を煮ていた。 ものずきな太閤が、....
「伯爵の釵」より 著者:泉鏡花
た。が、間もあらせず、今度は印半纏を被た若いものに船を操らせて、亭主らしい年配な法体したのが漕ぎつけて、「これはこれは太夫様。」亭主も逸早くそれを知っていて、恭....
「雪たたき」より 著者:幸田露伴
「…………」 双方とも暫時言葉は無かった。屈託無げにはしているが福々爺の方は法体同様の大きな艶々した前兀頭の中で何か考えているのだろう、にこやかには繕ってい....
「白金之絵図」より 著者:泉鏡花
大八車を、ひょいと避けて、挨拶に外した手拭も被らず、そのまま、とぼんと行く。頭の法体に対しても、余り冷淡だったのが気の毒になったのか。 「ああ聖心女学校ではない....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
るが、弁信と根本的に相違しているのは、あれはあれでも男僧の身でしたが、これは女の法体、一口に言ってしまえば尼さんです。そうして弁信のように、永久にその眼を無明《....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
一切を見て取ることができる。 かく身体はいかめしく鎧《よろ》っているのに、頭は法体で、面目が崩れている。お銀様としても、それを、崩れているとよりほかは見ようが....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
思いです。 前代の大隅に熱くなって通っていた浅草のある寺院の住職がありました。法体では吉原へ通えないから、大抵は医者のような姿をして通っていました。この寺は裕....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、狂言綺語《きょうげんきご》の閑居を楽しまんとする人であったからでしょう。様こそ法体にこしらえてはいるが、これも仏道精進のためというよりは、世間体をのがるるには....
「明治開化　安吾捕物」より 著者:坂口安吾
ず坊さんの読経があって、禅師が喜兵衛の頭をまるめ法衣をきせてやる。そこで喜兵衛は法体となり生きながら自分で歩いてノコノコと棺桶におさまる。 そこでトビのコマ五....
「明治開化　安吾捕物」より 著者:坂口安吾
。まさか母を裏切ることがあろうとは信じられませんが」 「杉山一正と仰有るのは、拳法体術の達人と名の高い杉山先生ですか」 「その杉山一正です」 「立派な御子息をお....
「河伯令嬢」より 著者:泉鏡花
廚裡へ案内して、拝見……を願おうと……それにしても、竹の子上人は納所なのかしら、法体した寺男かしら。…… 女神の簪の音を、わざとでなく聞こうとして、しばらくう....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
交の遺物であって、仏具を飾って僧侶がお勤めをしていたから、椿岳もまた頭を剃円めて法体し、本然と名を改めて暫らくは淡島様のお守をしていた。 この淡島堂のお堂守時....