法典[語句情報] »
法典
「法典〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
法典の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
金貨を所持し、それを追及されたる結果、彼の秘蔵に係わる、ブーレ手写のウイチグス呪
法典、※ルデマール一世触療呪文集、希伯来語手写本|猶太秘釈義法(神秘数理術として....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
に及ぼさんことを計画したるや疑いあらず、憲法編纂の顧問数名はドイツより来たれり、
法典編纂の顧問数名はドイツより来たれり、法科大学の教師はドイツより来たれり、しか....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
権威に乏しくなるし、法運用の技術上の信用も薄らぐわけだ。 如何なるナポレオンの
法典も、解釈が問題になるようになっては、もうお終いなのである。夫はナポレオン自身....
「カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
の人を裁判所へ訴えようかとも思いました」と二等大尉は続けた、「ところが、わが国の
法典をひろげて御覧なさいまし、わたくし個人の受けた侮辱に対して、相手の者からたい....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
綜《さくそう》によって、欺こうとしてる夫の寝床に正妻がはいるようなことになって、
法典の勝利をもたらすがゆえに――(法律が救わるれば美徳も救われるというのだ)――....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
く人の人間的な方面を失わせはしない。
ジャン・ヴァルジャンは有罪を宣告された。
法典の規定は明白であった。われわれの文明においても恐るべき時期がある。処刑が一つ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
権威に対する一干渉にすぎず、常に議論の余地ある干渉にすぎない。第一は教規である。
法典などはどうでもよろしい。人間よ、欲するままに法律を定むるがよい、しかしそれは....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
。その例、バルバリとバルベリニ(野蛮とバルベリニ)。その例、フエロスとフエゴス(
法典とフエゴス)。その例、汝はペトロスなり、我このペトラムの上に(汝はペテロなり....
「死刑囚最後の日」より 著者:豊島与志雄
せるべき長広舌をゆっくりとできるかぎり推敲しているところを、想像してみるがいい。
法典のもっとも痛ましい箇条に一被告の頭をはめこもうとして汗水流している彼を、眼前....
「フランケンシュタイン」より 著者:シェリーメアリー・ウォルストンクラフト
熱心な望みに変っていった。ここで白状するが、私は、各国語の構造にも、各国の政府の
法典にも、またいろいろな国家の政治にも、興味をもたなかった。私が学びたかったのは....
「嘘の効用」より 著者:末弘厳太郎
の考えは、ローマにおいてはきわめて古くから存在したようであるが、後のユスチニヤン
法典中にも法家パウルスの意見として Digestorum Lib. I. Tit....
「新たに法学部に入学された諸君へ」より 著者:末弘厳太郎
て発見するのである。 現在我が国の諸大学で行われている解釈法律学の講義は、大体
法典法条の理論的解説を与えるのを主たる内容としているから、これを聴く学生が、法学....
「小知恵にとらわれた現代の法律学」より 著者:末弘厳太郎
さな小知恵の持ち主として作ったにすぎない。そうしてその小知恵にもとづいて作られた
法典をさらに小知恵の力でいろいろと論議をなし、これをもって「これわが法なり」と主....
「法学とは何か」より 著者:末弘厳太郎
解・習得でき、しかも内部に喰い違いのない無矛盾・斉合的な体系(例えば『教科書』『
法典』『操典』など)に編集され、教育はこれにもとづいておこなわれる。実際の勤務に....
「東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
戒律がある。生きた物を殺す、そういう行ないはしてはならぬと制せられたもの、それが
法典となっているのであります。これを戒律といい律蔵という。経蔵というのは御経の蔵....