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法務
「法務〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
法務の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
いおのれの立場を明らかにして、それをもって故人への回向に替えようとしていた。ただ
法務と寺用とをこのままに放棄するのは師恩に報ゆべき道でないとなし、それには安心し....
「新しい抵抗について」より 著者:宮本百合子
その他各地の警察署長とれんらくして、大島は警察パス、外務省パスを所持して、現在は
法務庁に籍を持っているそうです。共産党員をスパイにつかって、共産党を非合法に追い....
「新しいアカデミアを」より 著者:宮本百合子
関、芸能人ばかりでなく、教授と学生への思想抑圧、レッド・パージがおこった。文部、
法務、特審関係、どこを見てもその指導的地位にいるものは、大学の第何期生かであり先....
「社会時評」より 著者:戸坂潤
たわけである。 処が問題は或る意味で蒸し返されざるを得ないことになった。陸海軍
法務局当局は、どう思ったか陸軍側の論告求刑の日である八月十四日に先立ち、大審院に....
「妾の半生涯」より 著者:福田英子
の国有志の重立《おもだ》ちたる人々に交わりを求むるも難《かた》からず、またかの国
法務大臣|徐洪範《じょこうはん》は、かつて米国遊学中の同窓の友なれば重ね重ね便宜....
「図書館法楽屋話」より 著者:中井正一
さなければならない。それには文部省の新婚間もない事務官などを罐づめにして、年内に
法務府に法案が渡るようにしなければならない。 補助金の文字(まことに文字だけに....
「新西遊記」より 著者:久生十蘭
それでつらぬいたことになる。 智海の入蔵は、ネパールの国境を越えたときラッサの
法務局に通牒が行っていた。先年、密入国者にたいする刑統が変り、入国したものは、境....
「機構への挑戦」より 著者:中井正一
この変革はただ一つには止まらなかった。労働省が、人事院が、その後を追うていった。
法務省は福島正夫氏のなみなみならぬ熱意のもとに、その姿を大きく整えていった。 ....
「図書館法と出版界」より 著者:中井正一
において、補助金を行ないうるものとする」(英語では may)という文面でもって、
法務省、大蔵省、閣議をすべりぬけたのであった。そのためには、文部省の新婚の事務官....
「みやこ鳥」より 著者:佐藤垢石
の二階では、豆腐の糟に、臭い沢庵を幾日も食わせられた。 友人が大坂城の四師団に
法務官をやっているのを思い出した。これを訪ねて、おずおずしながらほんの少しばかり....
「茶屋知らず物語」より 著者:岡本かの子
子の人物でした。 法眼は不断、紀州に住み、円通は大阪に住んでいました。ところが
法務の都合で二人は偶然、京都に落合ってしばらく逗留する事になりました。こういう二....
「国会図書館のこのごろ」より 著者:中井正一
進気鋭の学徒まで含まれている。今秋は法律図書館を開設し、支部の最高裁判所図書館、
法務府図書館や東大と並んで一大法律図書館網の完成へ一歩を進めようとしている。 ....
「支部図書館三周年に寄せて」より 著者:中井正一
能なら、その不可能の記録を残すべきであると申し上げたのであった。幸いに全省および
法務府、最高裁判所の全部の参加を得て、日増しにその発展をみたのであった。 最初....
「年譜」より 著者:原田義人
ックマンテルに滞在。十月から満一カ年間、初め刑事裁判所、次に民事裁判所において「
法務実習」にたずさわる。 このころから断片『田舎での婚礼準備』を執筆、一九〇七年....
「棚田裁判長の怪死」より 著者:橘外男
逸等の欧州を回ってから亜米利加の司法制度の見学に行く、土井という最高検の検事や、
法務省の官房総務部長の検事等々、判検事の一団だったのです。 「ほう、棚田判事とお....