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法師武者
「法師武者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
法師武者の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「丹下左膳」より 著者:林不忘
れ、あるいは長柄の供奉《ぐぶ》、御町与力同心のお供あり、神輿三社、獅子二かしら。
法師武者とてよろいを着したる馬上の衆徒十騎。出し屋台、ねり物。番数四十六番。町か....
「平賀源内捕物帳」より 著者:久生十蘭
》の梵天帯《ぼんてんおび》。花笠《はながさ》に麻上下《あさがみしも》、馬に乗った
法師武者《ほうしむしゃ》。踊屋台《おどりやたい》がくる、地走り踊がくる、獅子頭《....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
たれか坪の渡りをこなたへ来るらしい跫音だった。が、顔を出したのは、引田妙源という
法師武者。気づかいは要らぬこれも足利党腹心の一人であった。 妙源は手造りの草餅....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
連環中の一衛星であった者といっていい。 「いざ、お供を」 そこから、おん輿は、
法師武者に舁かせ、聖尋は奈良入りの先駆を勤めた。 ただし、このさい直接、奈良の....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
ぎみ、梶井ノ二|品親王もここへ来合わされ、御門徒の勝行房、上林房以下二、三十人の
法師武者らとともに落人の列に入った。――火の粉をもった黒けむりが団々と西から南か....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
は箱根に拠って」 いまはみじめな敗走をつづけ、さいごの拠点を必死にさがし廻る一
法師武者直義だった。しかし桃井直常、石堂頼房、上杉|憲顕、そのほか、味方は四散し....