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「法滅〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

法滅の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
て忍びておはするに会昌六年に武宗崩じ給ひぬ。翌年大中元年、宣宗位に即き給ひて、仏法滅すこと止みぬれば、思の如く仏法習ひ給ひて、十年といふに日本へ帰り給ひて、真言....
艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
るが、これを離せばなくなってしまう。ありというのは種々法生で、なしというのは種々法滅である。色は眼をもっては観えない。香は鼻をもっては嗅げない。触は身をもっては....
親鸞」より 著者:三木清
○時機相応 「まことに知んぬ、聖道の諸教は、在世正法のためにして、またく像末法滅の時機にあらず、すでに時をうしなひ、機にそむけるなり、浄土真宗は在世正法、像....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
楽と貞観の舞楽との間に右のごとき区別が生じたのは、貞観供養より先だつ二三十年、弘法滅後の仁明帝前後の時代に行なわれた音楽の大改革のゆえであろう。この時代には高麗....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
るべき寺の中の騒しい事なお市場より甚しいというに至っては言語道断の次第で、全く仏法滅亡の兆を顕わして居る。忠告的の書物が幾らあったところが、先生らの耳には馬耳東....