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「法王庁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

法王庁の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
旅愁」より 著者:横光利一
にあって死ぬことを名誉と思って、ぞくぞくと平気で死んでいったものだから、ローマの法王庁はそれを聞いて、そんなことは当時の外国の例にはないことだし、向うにセンセイ....
ジイドとそのソヴェト旅行記」より 著者:宮本百合子
い執拗さで、清教徒であることをやめたジイドをカソリックへ引っぱり込もうとした。「法王庁の抜穴」を書き終ったところであったジイドは、この宗教的格闘では目覚ましい粘....
地球はまわる」より 著者:宮本百合子
展して来た。“地球はまわる”この真実は今日子供たちでも知っている。だが十七世紀の法王庁はこの真理を語ったかどでガリレオ・ガリレーを重罪に問うた。ガリレーは以後そ....
踊る地平線」より 著者:谷譲次
交渉もない事件のために、しじゅう忙がしがってばかりいるのが、その特性です。』 『法王庁とムッソリニは?』 『あなたは、いつの間にか、私を「訪問」していますね。結....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
得ないと等しいのだから。 生活の或期間、そのプログラムで一貫した。 ローマの法王庁の或祝祭で、法王が立っている最上の段階まで大理石の数千の段を参詣人が這って....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
との間の連鎖となり、牧師たるよりはむしろ修道院長たるに適し、司教たるよりはむしろ法王庁内の役人たるに適するがごとき司教らが、すなわちそれである。彼らに近づく人は....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
がいたが、次のような肩書きがついていた、すなわち、パルミエリ師、宮廷教官、七人の法王庁分担大書記官のひとり、リベリア本院の記章帯有のキャノン牧師、聖者代弁人すな....
だいこん」より 著者:久生十蘭
結婚を申し込んだが、コセコセした才女型が外交官のお嫁さんの定型だった時代なので、法王庁におけるルーテルのように各方面から非常なヒンシュクをかったということだ。 ....
(私はさきごろ)」より 著者:高村光太郎
宗教上のもろもろの伝説は、ただ伝説として美の世界に役立つものでしかなかった。彼は法王庁カペラ シスチナの天井に旧訳聖書を画き、正面壁画に最後の審判を画きながら、....
ローマ法王と外交」より 著者:国枝史郎
帝国政府は今回ローマの法王庁へ原田健氏を初代公使として派遣することになったが時局がら洵に機宜を得た外交....