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「法華経寺〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

法華経寺の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
残されたる江戸」より 著者:柴田流星
本山に参籠する。池上の本門寺、堀内のお祖師様など、江戸以来の霊場で、遠くは中山の法華経寺へも出かける。 この御会式、昔者は今よりも荘厳にものされた代りには、お....
貝の穴に河童の居る事」より 著者:泉鏡花
郎花、桔梗の帯を見ますと、や、背負守の扉を透いて、道中、道すがら参詣した、中山の法華経寺か、かねて御守護の雑司ヶ|谷か、真紅な柘榴が輝いて燃えて、鬼子母神の御影....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
川六蔵、甲斐守家来本庄茂平次、金座お金|改《あらため》役後藤三右衛門、並びに中山法華経寺事件にて病死の体でお暇《いとま》を賜わった本性院伊佐野の局《つぼね》、御....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
と、 「言うまでもないことだが、古くは絵島生島《えしまいくしま》事件。近くは中山法華経寺《なかやまほけきょうじ》事件というためしもある。……さなきだに、とかくの....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
してね、上総姉崎《かずさあねがさき》の漁師《りょうし》の伜で、十七のとき、中山の法華経寺へ押入り、和尚をおどしつけて八百両の金をゆすり取ったのを手はじめに、嘉永....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
しまいました」 「なるほど、そりゃア大事だ」 ひょろ松はうなずいて、 「近くは法華経寺事件。それから、あなたがお手がけなすった紀州さまのお局あらそいなどの事件....
葛飾土産」より 著者:永井荷風
ずた》の中に著しく目立って綺麗に見える。小春《こはる》の日和《ひより》をよろこび法華経寺へお参りした人たちが柳橋を目あてに、右手に近く見える村の方へと帰って行く....