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泡粒
「泡粒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
泡粒の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「職工と微笑」より 著者:松永延造
って居りました。私は殆ど本能的に哀れな生物を愛する事が好きで御座いました。細かい
泡粒を赤い嘴で噛んで、皮丈を吐きすてる紅雀や、大豆程の卵を生んでは一生懸命に孵す....
「上海」より 著者:横光利一
せながら眠り始めた。甲谷はオルガを放して窓を開けると風を入れた。黒々とした無数の
泡粒を密集させた河の水面は、灯の気を失ったまま屋根の間に潜んでいた。その傍を、ス....
「凍るアラベスク」より 著者:妹尾アキ夫
秘な感じをもって迫るのだった。そして処々に出来たひびのような氷の筋や無数の小さい
泡粒や、それから唐草模様の緑の葉の一つ一つが、強い橙色の電光を受けて、微妙な神秘....