波に乗る[語句情報] » 波に乗る

「波に乗る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

波に乗るの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
メールストロムの旋渦」より 著者:佐々木直次郎
、――海に慣れない人には非常に不思議に思われることですが、――これは海の言葉では波に乗ると言っていることなのです。で、それまで私どもの船は非常にうまくうねり波に....
霊的本能主義」より 著者:和辻哲郎
に躍り入った。フロレンスの門の永久に彼に向かって閉じられてよりはさらに荒き浮世の波に乗る。彼の魂は世の汚れたる群れより離れて天堂と地獄に行く。この不覊の魂を宿し....
私の履歴書」より 著者:井上貞治郎
また考えた、私は人に使われるのに適していない、第一、波を打っている世の中で、その波に乗るのは使われていてはだめだと。腕をこまねいて天井を見上げ、思索を続けていく....