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「波動説〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

波動説の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
案内者」より 著者:寺田寅彦
い所までものそのそついて来られては迷惑を感じるに相違ない。 ニュートンの光学が波動説の普及を妨げたとか、ラプラスの権威が熱の機械論の発達に邪魔になったとかとい....
科学論」より 著者:戸坂潤
相違に帰着するように見える対立は、あらゆる時代に、随処に、見出される。光に関する波動説と粒子説、エーテル概念に就いての肯定的見解と否定的な意見、近くは量子力学に....
イデオロギー概論」より 著者:戸坂潤
世界では――尤も何処でもそうだが――様々な異説が対立していた。例えば光の粒子説や波動説、熱に関する熱素説や熱量説、等々。だがそう云った諸説の対立は云わば物理学の....
現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
てのように)粒子説によって理解された。之に反して光は(ホイヘンスの理論によって)波動説によって説明されねばならぬということに落ち付いたように見える(之に先立って....
科学上における権威の価値と弊害」より 著者:寺田寅彦
史上枚挙に暇ないほどである。ニュートンが光の微粒子説を主張したという事がどれだけ波動説の承認を妨げたかは人の知る所である。またラプラスが熱を物質視したためにエネ....
研究的態度の養成」より 著者:寺田寅彦
。ニュートンは物体から微粒子が飛んで来るのが光だと考えたが、ハイゲンスが出て来て波動説を称えこれが承認されるに幾多の年月がかかった。それも始めはエーテルの弾性的....
ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
た。年俸は三百ギニー。ヤングは講演が上手でなく、二、三年ほどいて辞職したが、光の波動説の大家として、今日までも有名な人である。デビーの方は講演も非常に上手であり....