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波文
「波文〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
波文の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
んと云っても此の頃は読書子に取っては恵まれた時代である。円本は勿論、改造文庫、岩
波文庫、春陽堂文庫のたぐい、二十銭か三十銭で自分の読みたい本が自由に読まれるとい....
「古事記物語」より 著者:鈴木三重吉
、読解に支障がありそうな部分を修正しました。その際、「古事記」(倉野憲司校注、岩
波文庫、1988年1月14日第36刷)および J-text(http://www....
「あひると猿」より 著者:寺田寅彦
高の学生が一人あぐらをかいて上着を頭からすっぽりかぶって暑い日ざしをよけながら岩
波文庫らしいものを読みふけっている。おそらく「千曲川のスケッチ」らしい。もう一度....
「灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
りよんでいるのに、彼一人、父の書斎に並んでいる、内容がいかにもむつかしいような岩
波文庫をよんでいたのに対して、私は大きな尊敬をいだいた。しかしその本は私も今まで....
「西鶴と科学」より 著者:寺田寅彦
、矢島理学士から、西鶴の『永代蔵』にその記事があるという注意を受けたので、早速岩
波文庫でその条項を読んでみた。そのついでにこの書のその他の各条も読んでみるとなか....
「読書子に寄す」より 著者:岩波茂雄
読書子に寄す ――岩
波文庫発刊に際して―― 岩波茂雄 真理は万人によって求められることを自ら欲し、....
「選挙殺人事件」より 著者:坂口安吾
かしいのですか」 「おかしいですとも。これなぞは難解です」 こう云って一冊の岩
波文庫をとりだした。受け取ってみると、北村透谷だった。 「学歴は?」 「中学校中....
「徒然草の鑑賞」より 著者:寺田寅彦
の昔に郷里の家のどこかに仕舞い込まれたきり見たことがない。それだのに今度新たに岩
波文庫で読み返してみると、実に新鮮な記憶が残っていた。昔の先生の講義の口振り顔付....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
があったし、写本の一種も見たことはあったが、今は私の手もとには群書類従もない。岩
波文庫本が一冊あるだけだ。ほかの本のことは知らないが、岩波本は相慶之という坊さん....
「僕の読書法」より 著者:織田作之助
で読むと眼にいけない、活字のちいさな書物を読むと近眼になるなどと言われて、近頃岩
波文庫の活字が大きくなったりするけれど、この人達は電車の中でも読み、活字の大小を....
「夜の構図」より 著者:織田作之助
一旦そう言った以上、二時という時刻が一応区切になると、信吉は思った。 信吉は岩
波文庫の『赤と黒』の上下二冊を冴子に渡した。 「有難う」 冴子は、はしがきを読....
「茶の本」より 著者:岡倉由三郎
読者たちの数々の声からも明らかである。それで兄の嗣子|一雄氏とも相談してこれを岩
波文庫に収めることにした。もっとも広い読者の鑑賞にこれをささげたいからである。た....
「岩波文庫論」より 著者:岩波茂雄
編集部より岩
波文庫について語れとの話ですから、思いつくままを申し上げます。現在は文庫時代とも....
「読書雑感」より 著者:岡本綺堂
何といってもこの頃は読書子に取っては恵まれた時代である。円本は勿論、改造文庫、岩
波文庫、春陽堂文庫のたぐい、二十銭か三十銭で自分の読みたい本が自由に読まれるとい....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
続国歌大観』『国歌大系』にも入っているが、中でも『拾遺愚草』は佐佐木博士校訂の岩
波文庫本がよい。近くは改造文庫にも加えられた。 こうした気持ちになって行ったの....