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波長
「波長〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
波長の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「放送された遺言」より 著者:海野十三
怪であって、発明者たる祐吉自身にさえ今でもちょいちょいは彼の苦心の末になった超短
波長廻折式変調受信機の驚くべき能力が、あるいは夢の中での話ではなかったかという懐....
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
それはこの器械じゃ見えないのかね」 「僕もそう思って、さっきから、いろいろと同調
波長を変えて、違った映像をうつしてみたんだが、残念ながらそれらしいものを捉えてい....
「壊れたバリコン」より 著者:海野十三
に放送を聴くことを忌避していました。そして其の頃にはまだホンの噂話だけであった短
波長無線電信の送信受信の実験にとりかかっていました。その電
波長は五メートルとか六....
「空襲葬送曲」より 著者:海野十三
のり奴、飛行機の上から、あの曲を放送しているのですよ。無論、故意にJOAKと同じ
波長でネ。しゃれた真似をするメリケン野郎……」 弦三は、それを聞くと、ムクムク....
「赤外線男」より 著者:海野十三
来る。この赤だの青だのは、ラジオと同じような電波であるが、ラジオの電波よりも大変
波長が小さい。そのうちでも紫は一番短く、赤は比較的
波長が長い。長いといっても一セ....
「金属人間」より 著者:海野十三
うですね。いわゆる送信機の一種らしいのですが、かんじんの真空管がぬいてあるし、電
波長《でんぱちょう》を決定する、同調回路《どうちょうかいろ》のところもねじ切って....
「千早館の迷路」より 著者:海野十三
線のせいです。ここを照らしている白っぽい光は、水銀灯が出す光線なんです。紫の方の
波長の光線ばかりで、黄や赤の光線が殆ど欠けているから、赤いものでも紫または黒っぽ....
「地球要塞」より 著者:海野十三
から司令部の電波をキャッチしようと、回路を受信側に切りかえ、受話器を耳にかけた。
波長帯は、三十五ミリ前後であった。
波長を合わしたところ、そのあたりは、はげし....
「宇宙戦隊」より 著者:海野十三
命令一下、地上の本隊へ無電連絡ができるようにと、左手で無電装置の目盛板を、本隊の
波長のところへぴったり固定し、右手の指で電鍵を軽くおさえていた。 重傷の竜造寺....
「火星兵団」より 著者:海野十三
、受話機を頭にかけ、受信機をはたらかせてみた。そうして、この前うけた時におぼえた
波長のところへ、目盛盤をまわしてみた。
「どうですか。はいりますか」
「いや、き....
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
。しかし今後、すべての命令は私が出します。そこで、まずすぐ無電班長をよび出して、
波長四十メートルの短波装置を起動するよう命じてください。その上で私は、本国の艦隊....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
、それが真理であることを発見する。与うる者と、与えられる者とは、常にぴったり心の
波長が合ったものである。かるが故に人間を観れば、大体その背後のものが判る。下らな....
「発明小僧」より 著者:海野十三
そこで強烈なる電波発生機をこしらえます。つまり一種の送信機ですナ。その発生電波の
波長たるやデスナ、近頃流行の短波にするのです。短波も短波、二メートルにするのです....
「科学が臍を曲げた話」より 著者:海野十三
宙線と並んで現代で人気のあるのは超短波でしょう。 超短波というと電波の一種で、
波長がたいへん短い。一メートルから十メートル位の間のものです。ラジオ放送に使って....
「十年後のラジオ界」より 著者:海野十三
でもある一部の学者が考えている。しかし電波ならば其の一番大切な性質であるところの
波長が何メートルだか判っていないのだ。これが今から十年以内に発見される。電
波長が....