波除け[語句情報] »
波除け
「波除け〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
波除けの前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「私本太平記」より 著者:吉川英治
女房方のため、特に艫寄りへ、小さい板囲いを設らえおけ。またお座所には夜具も入れ、
波除けを忘れるな」 などと何かの指図に、忙しげな姿だった。 ところへ、道誉の....
「ダルマ船日記」より 著者:山之口貘
湾内としては相当に荒れているらしく、唇からしきりに煙草の煙をひきちぎる風だ。波は
波除けにあたり飛沫を高く浴びせかけている。 大森沖である。三十馬力の小蒸汽に曳....