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泣叫ぶ
「泣叫ぶ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
泣叫ぶの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「新生」より 著者:島崎藤村
聞分けがないの」と言って、輝子は子供と一緒に泣いてしまっている――節子は節子で、
泣叫ぶ子供から隠れて、障子の影で自分も泣いている――何卒《どうか》して子供を自然....
「家」より 著者:島崎藤村
頬を推当てるようにもしてみた。お房は見慣れない他の叔母さんを恐れたか、声を揚げて
泣叫ぶ。土産にと用意して来た翫具を曾根が取出して、それを見せても、聞入れない。お....
「後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
まして、陸を見上げる体を見るより、河岸に居る親戚故旧の人々はワッ/\と声を放って
泣叫ぶ。その有様は宛ら鼎の沸くが如く、中にもお町は悲哀胸に迫って欄干に掴まったま....