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「泣落し〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

泣落しの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大菩薩峠」より 著者:中里介山
、やりきれたものじゃありません、その中でもこのわたしなんぞは……」 ここでまた泣落し。それは、ちょっと文字ではうつし難い。歔欷流涕《きょきりゅうてい》という文....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
、また、右左の柱の方を、撫でさぐると、やがてまた、よよと泣く音、わあ! と絶望の泣落し、それが相ついで、何とも言えない悲哀の響きを伝えるが、竜之助は、この声ある....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
にかいこんで、右の手で権太栗毛《ごんだくりげ》の手綱《たづな》を引張ってからに、泣落し六法というやつで、泣いては勇み、勇んでは泣きながら、花道を引込むところが得....