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「泣血〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

泣血の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
小説 円朝」より 著者:正岡容
また起《た》ち上がり、起《た》ち上がりてはまた傷つき、倦《う》まず弛《たゆ》まず泣血辛酸《きゅうけつしんさん》、かくして玉の緒も絶え絶えに、出世の大本城へは辿り....
寄席行灯」より 著者:正岡容
くるようなあんな楽屋での叱咤《しった》怒号はなに事だ。ほんとうの芸の名人はいくら泣血《きゅうけつ》の苦心をした時も汗一つかいた様子を見せないところにあるというじ....
三国志」より 著者:吉川英治
するまで、信じなかった。いや信じたくなかった。 周瑜の遺書には、 瑜死ニ臨ミ、泣血頓首シテ、書ヲ主君明公ノ麾下ニ致ス と書き始めて、縷々といま斃れる無念をの....