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泥田を
「泥田を〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
泥田をの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「草迷宮」より 著者:泉鏡花
よく化けた、とまだそんな事を云いながら、肩にかけて引立てると、飛石から離れるのが
泥田を踏むような足取りで、せいせい呼吸を切って、しがみつくので、咽喉がしまる、と....
「長篠合戦」より 著者:菊池寛
川一益、羽柴秀吉、柵外に出たのはよかったが、苦もなく打破られて仕舞った。畔を渡り
泥田を渉って三の柵に逃げ込んだ。一益の金の三団子をつけた馬印を、危く奪われると云....
「電車の混雑について」より 著者:寺田寅彦
すぐ前に止まっている第一電車は相変わらず満員で、その中から人と人とを押し分けて、
泥田を泳ぐようにしてやっと下車する人たちとほとんど同時に街上の土を踏むような事も....
「あらくれ」より 著者:徳田秋声
滑稽《こっけい》を感じた。
空濶《くうかつ》な平野には、麦や桑が青々と伸びて、
泥田をかえしている農夫や馬の姿が、所々《ところどころ》に見えた。砂埃《すなぼこり....
「樹氷」より 著者:三好十郎
うでした…… 高原の林に遠く近く鳴きかわす山鳩の声。 ヂャブ、ヂャブ、ドブリと
泥田をかきまわす音。 勝介 (岩の多い小道を靴音とステッキの音をさせて近づいて....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
つつまれた大和の山々は、さすがに古京の夕らしい哀愁をそそるが、目を落として一面の
泥田をながめやると、これがかつて都のただ中であったのかと驚く。佐保川の河床が高ま....