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「泥眼〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

泥眼の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
であった。 水は地へ落ちて音を立てた。 面が一斉に眼を開けた。邯鄲男、痩男、泥眼、不動、弱法師、岩壁に懸けられて夢見ていた、二百の面が彼女を見た。 見られ....
娘煙術師」より 著者:国枝史郎
。小面や若女や増の面などはわけても大好きでございます。でも鉄輪の生成や、葵の上の泥眼や、黒塚に使う近江女などは、凄味がありまして恐ろしゅうござります」 捨て石....
簡潔の美」より 著者:上村松園
――否、わたくしたちの日常生活の上にも、実に尊い美の姿ではなかろうかと思います。泥眼 謡曲「葵の上」からヒントを得て、生霊のすがたを描いた「焔」を制作したとき....
能面と松園さんの絵」より 著者:金剛巌
に訊ねられたので「能の嫉妬の美人の顔は眼の白眼の所に特に金泥を入れている。これを泥眼と言ってますが、金が光る度に異様なかがやき、閃きがある。又涙が溜っている表情....