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「注文書〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

注文書の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
支倉事件」より 著者:甲賀三郎
分るものか」 「だ、黙れ。き、貴様等は俺の出す手紙を一々検閲するではないか。俺の注文書を読まなかったか」 「成程」 「俺は事明細に認めて郷里の紺屋に注文したのだ....
元禄十三年」より 著者:林不忘
か。厄介なことを思いつきやがったなあ!」 職人のひとり言だった。 吉良からの注文書を置くと、すぐ、奇科百種新述《きかひゃくしゅしんじゅつ》と標題のある工学書....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
郎が汽車ポッポ見物に来。 三月七日 〔市ヶ谷刑務所の顕治宛 目白より(封書)〕注文書のリスト上に*をつけたのはもう送った分です。 (一) 一九三五・六・一 ....
あなたも私も」より 著者:久生十蘭
、こんなことを言った。 「東南アジアであったことですが、マレー語の契約書のほうは注文書《オーダー》で、英文のほうは、鉱業権譲渡の承諾書だったそうです……これから....
学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
建つると言い、朋友の品物はわが買物の見本となり、同僚の噂咄《うわさばなし》はわが注文書の腹稿となり、色の黒き大の男が節《ふし》くれ立ちたるその指に金の指輪はちと....
変身」より 著者:カフカフランツ
とは一ことだっていわれたことはありません。あなたはおそらく、私がお送りした最近の注文書類をまだ読んではおられないのでしょう。ともあれ、これから八時の汽車で商用の....