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泯
「泯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
泯の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
心。 逝く者 まことに息まず、 将来 誰か今に嗣がむ。 百年 当に成る有るべし、
泯滅 寧ぞ欽むに足らんや。 毎に憐む 伯牙の陋にして、 鍾 死して 其琴を破れる....
「牡丹灯記」より 著者:田中貢太郎
女は、 伏して念う、某、青年にして世を棄て、白昼隣なし。六魄離ると雖も、一霊未だ
泯びず、燈前月下、五百年歓喜の寃家に逢い、世上民間、千万人風流の話本をなす。迷い....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
中しばしば女事で失敗したり、殊にはこの書の末段に、仏勅して汝懶惰にして色情いまだ
泯《ほろ》びざれども浄壇使者と為《な》すべし、汝|原《もと》食腸寛大にして大食を....
「本朝変態葬礼史」より 著者:中山太郎
を攫《さら》って来ては掛けたので、この名があると云うているが、恐らく空葬の習俗が
泯《ほろ》びた後に天狗に附会したものであろう。薩南の奄美大島には各村に男子の入る....
「牡丹灯籠 牡丹灯記」より 著者:田中貢太郎
、 伏して念う、某、青年にして世を棄て、白昼|隣なし、六魄離ると雖も、一霊|未だ
泯びず、燃前月下、五百年歓喜の寃家に逢い、世上民間、千|万人風流の話本をなす。迷....