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洋の東西を問わず
「洋の東西を問わず〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
洋の東西を問わずの前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「父」より 著者:太宰治
る事を示さんとして躊躇《ちゅうちょ》せず、愛する一人息子を殺そうとしたのである。
洋の東西を問わず、また信仰の対象の何たるかを問わず、義の世界は、哀《かな》しいも....
「非凡なる凡人」より 著者:国木田独歩
」と。 けれども西国立志編(スマイルスの自助論《セルフヘルプ》)を読んだものは
洋の東西を問わず幾百万人あるかしれないが、桂正作のように、「余《よ》を作りしもの....
「まざあ・ぐうす」より 著者:北原白秋
を信じている。 私はまたこれらの Nursery Rhymes を訳しながら、
洋の東西を問わず子供の感情ないし感覚生活ということについてはほとんどおんなじだと....
「般若心経講義」より 著者:高神覚昇
むずかしくいえば、普遍妥当性と思惟必然性とをもったものが真理です。時の古今、
洋の東西を問わず、いつの世、いずれの処にも適応するもの、誰しもそうだと認めねばな....
「探偵小説を截る」より 著者:坂口安吾
私は探偵小説をよむと、みんな同じ書き方をしているので、まずウンザリする。
洋の東西を問わず、本格推理小説となると、みんな形式が同一である。 先ず第一に名....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
くなったから、しからばというので、犬になめさせた。 なぜなら、破傷風の特効薬は
洋の東西を問わず犬の唾液から製する。目下それ以外に製法がないということを伝え聞い....
「近作鉢の会に一言」より 著者:北大路魯山人
にほどの者でもありませんが、幸い絵が好き、書が好き、篆刻は固より古書画、骨董等、
洋の東西を問わず古今に偏せず良いものを良しとなす貧弱ではありますが、好事家趣味家....
「自由の真髄」より 著者:新渡戸稲造
ずにいたなら、あのような不自由もせず、あのような悲惨な死を遂げなかったであろう。
洋の東西を問わず主義のために斃《たお》れ、宗教のために殉じた人々、あるいは時代よ....